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チブvsカズヒロ

数々の強敵をうちやぶり、ついに恥部の谷までたどりついたチブだったが、チブの谷の底で待ち受けていたのは、作者カズヒロだった


よくぞここまで来たでやんす!まずはほめてやるでやんす!

でももうここがおまえの墓場決定でやんすよ!


カズヒロはすでにすっぱだかだった

だが、ヤツの身体からあふれるオーラは

恥部だしっぱなしのリュウとは

なにかが違う


もしかして

カズヒロにとって

股間は

恥部じゃないっ!?


くくくっ、気付いたようだな

いかにもっ、おいらが

顔面恥部のカズヒロでやんすっ!

おおっとぉ、この顔のマスクははずさないでくれでやんすよ

恥ずかしいから、なっ


なっ、しかもちゃんとはじらってやがるっ!

こいつの顔面恥部、本物だっ!


おそれいったでやんすかっ

恥部スクール時代、死ぬ気で身に付けたこの顔面恥部の威力

とくと味わうがいいでやんすっ!


そう叫ぶとカズヒロは、筋肉マンさながらに

顔のマスクをはがしにかかった


我らが主人公チブがまけじとズボンをおろすのと

カズヒロのマスクがはがれおちるのが

ほぼ同時


ぽろん☆

vs

ぺろん☆


ドォオオグワァシャアアアアアアア!!

ものすごい恥部エネルギー同士の激突!!



地面がえぐれ、周りの木々が吹き飛ぶ!


「ぐおおぉおおおおっ!!」と叫びながら股間をむきだすチブに

「でぇやんすぅうううう!!」とマスクをはがした顔をはじらうカズヒロ


ものすごい光の衝突のあと

立っていたのは

チブだった



ぐっ、ぐふっ、ど、どうしてでやんすかっ

あっ、あんなに恥部修行をつんだのにっ

どうしておいらが負けなくちゃいけないんでやんすかっ!


涙を浮かべるカズヒロに、チブが優しい顔で近付いていく


しかたがないんだよ、カズヒロ

おまえの顔面恥部は確かにすごかった

しかし、俺はおまえとは違うんだよ

俺は生まれたときから、恥部使いだったんだ

だから、おまえのように恥部スクールに通って恥部使いになったやつとは

キャリアが違うんだ



うっ、生まれながらの恥部使いっだとっ!

チブ、もしかしておまえは

伝説の恥部民族

「ネイチブ」のマツエイなんでやんすかっ!?


いかにも、俺はネイチブのマツエイ、チブ・カナイ・デベロッパー三世だ

だから、俺は負けるわけにはいかないんだよ

伝説の民族、ネイチブの名にかけて、な



そうだったんでやんすか・・・伝説のネイチブと

戦えただけ、光栄だったでやんすよ

絶滅の前に、ネイチブに手合わせしてもらえるなんて

おいらは幸せものでやんす


絶滅っ!?いったいどういう意味だ?

なぜネイチブが絶滅するんだ?

ネイチブは世界最強の民族なんだぞっ!

ネイチブが絶滅なんてするはずがないだろ!



なんだ、知らないんでやんすかっ?ネイチブのくせに


知らないとはなんだ?

ネイチブに今、なにが起こってるんだっ!


やれやれ、どうやらホントに知らないみたいでやんすね

ネイチブは今、まっぷたつにわかれて

戦争を起こしかけてるんでやんすよ


世界はこのままではダメだ、と叫び

一度世界を壊して、りせっとのあとにたてなおそうとするネイチブグループ「ネガチブ」が

ネイチブの恥部力をいかして革命を起こそうとしているんでやんすよ!

その動きを、世界を肯定的にとらえようとするネイチブ達のグループ「ポジチブ」が

防ごうとしているんでやんすよ


その時、恥部の谷の上空に一筋の影がさした


そのとおりだ、チブ!

我々と共に戦おうではないかっ!


突如あらわれたこの謎の男の正体とはっ!?次回、チブの大冒険が急展開っ!もう誰もこの物語から目がはなせないっ!

more...

theme : とりあえず書いとこ ~ф(゜゜)
genre : 日記

チブの大冒険

高校生とは、おおむね突然ギターを買い(マガジンの裏の通販広告がいかに効果的であるかを、我々は自分の息子が購入したギター初心者四点セットによって思いしらされることになる)

ロッケンローラーを目指す生き物だが

ロックにはなれなかった高校生の残り半分は

漫画家を目指しGペンを買うためにデサキデポへ走る


我らが主人公カズヒロもまた

ロックンロールドリームよりは

ジャパニメーションの夢を見るタイプだった


では本日は、そんなカズヒロ先生の作品をのぞいてみることとしよう


「チブの大冒険 第一話」


物語は第一話のクライマックス

チブが闇の研究者ドクターハッシーによって

壁際にまで追い詰められ両手両足の自由を奪われたところからはじまる


はっはっはー、とうとう追い詰めたぞ、チブ!

その状態では手も足もでまい!

今、このハッシー様がとどめをさしてやるぜ!


闇のハッシーがチブにとどめをさそうと

右手をとりはずし、バズーカにした!

あの、オリハルコンをも吹っ飛ばすというハッシーバズーカだ!



絶対絶命のピンチ!

われらがチブも、とうとうここで終わりなのかっ!?


ぽろん☆


怒ったチブはこのピンチにとうとう

自らの恥部をさらけだしたっ!


なっ、なにぃ!

この状態で

恥部をだすなんてっ!

やっ、やられた~!ぐはっ!!


極限のピンチを恥部をさらけだすことで

無事のりきったチブ

しかし、次なる敵がもうすぐそこまでせまっていることに

この時、チブは気付いていなかった


第二話に続く


「チブの大冒険 第二話」


今の戦い見せてもらったぜ!

どうやらおまえも恥部使いのようだな

だが、あんなぎりぎりになってからしか恥部をだせないおまえとは

このリュウ様はレベルがちがうぜ、くらえっ!



ぽろりん☆



なっ、なにぃっ!?

最初から恥部をだしてきてるなんてっ

こっ、こいつ、もしかしてっ!


ふふふ、気付いたようだな、いかにも

私がオールウェイズ恥部のリュウ様だ

ちょうど今日が誕生日なんだぜ、おめでとう俺☆

きさまらが恥部を少しの間しかさらけだすことができないのは

つまり、まだまだ恥部を恥ずかしがっているということっ!

その欠点を克服したのがまさに私っ!

このリュウ様は恥部を人前にさらすことに

なんの抵抗もないっ!

つまり無敵なのだっ!

最初から最後まで恥部をだしっぱなしの私に

カールルイスでフルマラソンな私にっ

果たして勝てるかなっ?


そんなセリフとともに飛びかかってきたリュウに

チブも恥部で応戦したっ!



ぽろりん☆



ぐっ、ぐはぁっ!!

なんて破壊力なんだぁ!

こっ、このリュウ様恥部がふっとばされるなんて!

やっ、やられた~


しっ、しかし、どうして!

なぜおまえの恥部はそんな破壊力がだせるのだっ!?


チブはキリリとした顔で、恥部をしまいながら言った


オールウェイズ恥部なんて言って

恥部に対する恥じらいをなくしたようだな、リュウ

恥部をだして恥ずかしいと思わないだと?

それがおまえの敗因だ、リュウ!

恥じらいあってこそ

恥部はその力を発揮できる部位!

恥じらいをなくした時点で

それはもう恥部ではない

部だ!

恥じらいをなくした時点で

きさまの負けは決まっていたんだよ、リュウ



そっ、そうだったのか・・・

だが、死ぬ前にそれに気付けて良かったよ

これでやっと、本物の恥部使いとして

死ねるってもんだ・・

なぁ、チブ、最後にひとつだけ、

私の願いをきいてくれないか?


あぁ、いいぜ、なんでも言ってみろよ、リュウ


私の恥部に、パンツをはかせてやってくれないか?

このままじゃあ、ちょっと・・

恥ずかしいから、さ


ガクッ


りゅ、リュウーー!!



自分で殺しておきながら、泣き叫ぶチブ

しかし、哀しい別れを越え、チブの戦いはまだまだ続く・・




カズヒロ先生の作品が読めるのは、ハラキリロマンだけっ♪

theme : 高校生日記
genre : 日記

歩くチブ ザ・クロマニヨンズ

ちんちんをだして歩くより、顔をだして歩いているほうがはるかに恥ずかしいことだって、おいらはずっと思ってたんでやんす


高校に入ってインターネットをはじめてから

タクマはあんまりおいらと遊んでくれなくなったんやんす


そんなにインターネットは楽しいのか?と尋ねるおいらに

タクマは目を輝かせて言ったんでやんす


「本当の自分だよ、本当の自分になれる場所なんだ

誰も俺をクドウタクマだって知らない場所でこそ

俺ははばたけるんだ

やっと見つけたんだ、本当の自分でいれる場所を

俺はずっと、一人でいるときにしか本当の自分にはなれないって

ずっと思っていたんだ

でも、あったんだよ

その一人の状態でコミュニケーションできるツールがっ

この光回線を通してなら、俺は本当の自分のまま外にでれるんだ」


本当の自分、そして心の闇っていうのが

おいら達の世代にとっては一番大切な概念なんでやんす

誰もがお部屋に自分だけの呪いのポエムノートを持ち

突然カタカナになるポエム(コロシテヤル、など)を書きつづっているんでやんす

もちろん皆、ミスターチルドレンが大好き


おいらといるときもやっぱりタクマは本当の自分じゃあなかったんだな

などとはつゆほども思わず

おいらは純粋にうらやましいと思ったんでやんす


本当の自分を外にだしてあげたいんだ!とインターネットを文学的に親父にねだって

「うんこしたいならトイレでじゅうぶん」とさらに文学的な切り返しで断られた次の日

おいらは本当の自分を外にだしてあげることにしたんでやんす


顔さえ隠していれば、他は裸でも恥ずかしくはない

おいらは昔からずっとそう思ってて

だからいつも帽子をかぶって生きてきたんだけども

顔なしモウマンタイ理論、まさにそれをタクマの生きざまが証明してくれたんでやんす

顔につけるための巨大なコンドームを手作りし

おいらは全裸で街に飛び出したんでやんす

顔さえわからなければ、おいらだとは特定されない!

おいらだと特定されなければ

おいらはなにをやっても無敵!!


街ゆく人達がおいらのために道をあけてくれる

ちんちんがふとももにあたり、ぺちぺちと音をたてている

本当の自分、なんという解放感っ!


おいらは思わず歌いだした


♪全身恥部イェイ

全身恥部イェイ

身体の一部が恥部じゃない

私は全部恥部なんだ


あぁ、わかる、わかるよータクマ


これが、これがインターネットなんだね!


本当の自分なんて、最高の恥部を

おいらは今、街中にさらけだしているんでやんす!


それでも

誰もおいらをおいらだとは思わないんだね!


インターネット的なそよ風がおいらの身体を吹き抜けていく


おいらは叫んだ!


ごらんよこれがぁぁああああ!!

裸のォぼぉくさぁああああ!!


いつも歩いているんだかいないんだかわからなかった街並み

おいらは今、確かに、確実に、一歩一歩踏みしめ生きている

本当の自分が解放されながら

さらに誰もおいらだとは思わない

本当の自分が偽物の自分から

どんどん切り放されていくのを感じる・・


もう、帰りたくないな・・・

リセット願望と変身願望をあわせもった香りが

この道の彼方から匂いたってくる


このまま、本当の自分で生きていけないかな?

コンドームマンという名前でラスベガスでショーをして

生きていけないもんかな?


そんなことをぼんやり思っていると

ふっと視界が真っ暗になった


このあと、密閉されたコンドーム内にて酸欠になったカズヒロは、全裸のまま頭に巨大コンドームをかぶった状態で失神。くしくもそれは自分が通っている学校の目の前で、コンドームに殺されかけ、救急車を呼ばれかろうじて一命をとりとめ、新しい時代の自殺未遂、そのとき彼が伝えたかったものとは、といった小さなニュースとなるのだが、それはまた別のお話




theme : 思ったこと・感じたこと
genre : 日記

子羊達の沈黙

「きゃー、ちょっとちょっと、カズヒロさんよ

あ、今わたしを見た

ねぇ、ねぇ、カズヒロさん今わたしを見たわっ」


「はあっ?なに言ってるの?

アンタそろそろコンタクトのかえどきなんじゃない?

カズヒロさんはね

今、あたしを見たのっ!

誰があんたみたいなブスを見るもんですかっ!

鏡を見てものを言ったらどう?」


「きいぃっ、なんですってェ!

カズヒロさんは今確かにわたしのほうを」


いい気になってる気がする


俺は廊下の向こうで騒ぐ女子二人を見つめ

クールぶったカズヒロの横顔を見る


こいつ、まさか、いい気になってんじゃねーよな?


今朝、下駄箱を開けると大量のラブレターが

カズヒロの下駄箱からあふれでてきた

なんだっ?そんなムーブメントが来てるのかっ!

ラブレターブーム到来っ!?

もしかして今日からは毎日皆の下駄箱にラブレターがほおりこまれるようになったの?

そんな日本のあらたな文化的習慣

わりとカモン!なんだけど

とあわてて下駄箱を開けた自分が恥ずかしくなるほど

俺の下駄箱には何も入ってなかった

「日本の景気がよくなってるっていうけど

俺達の給料は全然かわらないんだよな」


とテレビで嘆くサラリーマンがなぜか俺の頭に浮かんだ


カズヒロは俺の手からハート型のシールで封をしてある封書を奪い取ると

青春に向かって駆け出していった


一人下駄箱に残された俺は

急にものすごい不安にかられ

端から適当に五個くらい下駄箱をあけてみて

そこになにも入ってないことにホッとする

もしかしたら今日から皆の下駄箱にラブレターが入っていて

俺のにだけ入ってないんじゃ・・・と不安になったのだ


カズヒロが歩くと周りの女子がさわぐという状況が

さっきからずっと続いている

廊下の向こうで女子が小さく手をふる

カズヒロははにかんだ笑顔で小さく手をふりかえしている


俺は、その赤くそまったカズヒロの顔を確認する

その表情のどこかに、ちらっとでも

いい気になってる気配があったら大変なことだからだ


俺とカズヒロは、中学に入ったころからずっと同じクラスで

ずっと同じ、スクール型カースト制度の底辺をはい回っていた

キモイカズヒロ、キモイタクマという共通の苗字を与えられ

キモイ家の人々、というカテゴリのなか一緒に暮らしてた

そのカズヒロが、今、俺から遠い場所へ行こうとしている


確かに、あの番長をカズヒロが倒したっていうのはすごいことだと思う

中学生にしてすでにわりと太めのひげがはえてきてた

あの番長の先走った男性ホルモンを叩きのめしたっていうのは

尊敬に値するとは思う

だけど・・


「おい、カズヒロ、おまえさっきから

なんか、やけに俺と距離をとって歩いてるんじゃね?

まさか、俺と一緒に歩くのが

恥ずかしいってんじゃないよなぁ?」


「え?なに言ってんだよタクマ

いつもどおりじゃん」


「かぁーっ、しらをきってんじゃねぇよカズヒロ

いや、もうカズヒロさんって呼ぶべきですかね?

一日にして士農工商の上位にいかれたカズヒロさんとしては

俺なんかと一緒に歩くのは恥ずかしいってわけだ」


「いやいや、なに言ってんだよタクマ。おまえちょっとへんだぞ」


「あぁそうだよ、俺はもともとヘンなんだよ

ヘンなヤツ軍団から抜け出し遊ばしたカズヒロさんからみたら

やっぱ俺なんかもう友達じゃねーって感じですかね、けっ」


「何言ってんだよ、タクマ

おまえはすげー大事な友達だよ

俺がどのくらいおまえのことを大事に思っているか

じゃあ今からみしてやるよ


タクマ、友達だから言うけどな

おまえ


鼻毛でてるよ」


なぁっ!完全にいい気になってやがる!


他人の外見をあげつらうようなヤツにまでなり下がりやがったのか、カズヒロ

しかもこのタイミングで

俺の一番弱い弱い部分を

ピンポイントでえぐってきやがった

俺が鼻毛関係弱いことを知ってのロウゼキだ


俺らにとって他人の外見をあげつらうようなことだけは

タブーだったはず

どんなに非美人を見つけたとしても

その外見を笑えるほどの外見をしていないことを

俺達はよーく知って、身のほどをわきまえてたはず


「いままで言えなくてごめんな、タクマ

でも、ホントは

おまえ、オールウェイズ鼻毛でてたんだ」


俺にとどめをさそうとするカズヒロを置き

俺は上を向いて走り去った


涙が、こぼれないように



その後、インターネットの世界に出会ったタクマは、その「自分みたいなうんこが生きていてどうもすいません」という文体で誰もが物語る世界におおいなる共感を抱き、某掲示板にて暴れまわる暴君となるのだけども、それはまた別のお話

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