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トイレワールド2

「はぁー、だりぃ。。。

なんか最近さ、もう朝起きたら疲れてんだよねー

ふとんからずっとでたくねぇけど

うんこな世界がそれを許しはしないから

今日もかったりぃけど起きて

最終的にはうんこを作るだけの仕事に従事しに行くわけです」


「あぁ、わかるわかる、もうさ

ふとんからでるだけで一苦労じゃね?

でさ、やっとの思いで服着替えて、でてみたら外は

お金はないけど人情はあった昭和時代

あのころは本当よかったなー

それに比べて今はどうだい?

ていう空気が充満していて

間違えた時代に生まれた自分たちのしょうもなさに

ただただ死にたくなるのです」



「なっ、なんなんだ、おまえらわっ」


「俺たちは夢のない時代に産み落とされた子供たちだ

おまえらマスコミにはこれから

夢を殺した代償として

世界中のうんこを食ってもらう」

「ただ、一方的に食うだけだぞ!

うんこ食ってさらにうんこしたら、絶対にダメなんだからなっ!」


「そっ、そんな!うんこなんか食えるわけがないじゃないかっ!

きみたちは私を殺そうというのかっ!」

「そんなこと言って、じゃあおまえたちがひりおとしたうんこは

最終的には誰が片づけるんだ?えぇ?

まさかうんこひるだけひっておいて

俺たちに片づけさせようってんじゃないよな?」


「人間ってけっこううんこ食べれるもんなんだねーレッド

僕、感心しちゃった」

「いや、まだこんなもんじゃあぜんぜん足りないさ

この世界はもう、足の踏み場もないほどに

うんこまみれなんだからな」


「編集長、またやりましたよ!

あのオリンピック選手の熱愛シーンです!」

「おぉっ、やったか!

よっしゃ、これで今月もうちがトップ間違いなしだぞ、おい!

今日も祝杯いくか、村主」


「あぁ、すいません、編集長

せっかくなんですけど、今日は先約が。。。」


「そっかそっか、じゃあうんと楽しんでこい!

そうだ、あと、最近マスコミを狙った襲撃事件が増えているらしいからな、村主

おまえも帰り道、気をつけろよ」



「うわぁ、すごいじゃない

またあきらがスクープとったの?」


「あぁ、まぁな、うちも俺で持っているようなもんだぜ

ところで、なんだ話って?」


「実は。。。。」


「そっか、、、そうだったんだ。。。すまんな、忙しくって

全然気づいてやれなかった。。。

じゃあ、結婚しよう」

「えっ、いいの?」

「俺も、、、おまえとの子供、見てみたいしな」

「嬉しい!!」


そして、その帰り道


「ほらほら、もっとうんこ食えよ、おまえらがひりだした

このバイキンの固まりをよぉ!」

「どう?うんこのお味は?

村主さんはさ、子供のころはなんになりたかったの?」

「お、おまえら、こんなことしてただですむと思ってんのかっ!?」

「レッドは、おまえが子供のころはなんになりたかったのか、ってきいてんの

シカトこいてっと、もっともりもりなやつ食わせるよ?

コーントッピングされてるやつとか、食わせちゃうことだってできるんだぜ?」

「村主さんは子供の頃、なんになりたかったの?」


「こっ、、、子供の頃は、、

ミュージシャンになりたかった。。。

バンドもくんだりしたけど。。。」

「でもミュージシャンになってもマスコミにつきまとわれて

頭おかしくなって自殺したりとか

そんなんばっかだから、

だったらマスコミになっておいかけまわしているほうが勝ちだと思った?」

「いや、、、違う、そういうんじゃ。。。」

「でもさ、マスコミがもしいなかったら

子供たちはもっと純粋に夢を見れたって

そう思わない?

今はすべてが複雑でさ

どんな仕事についても必ずうっとーしいことがあって

純粋に幸せになれる仕事なんてない、っていう事実がさ

世界をおおってるでしょ?

この空気を作ったのは自分たちだって実感は

村主さんにはあるの?

なにになっても幸せにはなれない、と思い知らされた世界でさ

これからの子供は生きて行かなくっちゃならないんだよ

村主さんは子供っているの?」

「イヤ、、、今は、まだ」

「そりゃあそうでしょう!

こんなうんこな世界作っておいて、そんな世界に自分の子供を

すませたくはないよねー

でもダメだよ、ちゃんと産み落とさないと。。。

僕らと同じ気持ちをね、味わってもらわなくっちゃ」


「。。。。」

「自分たちが夢を殺した報いを受けているんだよ、今

それはわかってるの?」

「いや、、、それは違う」

「はぁ?どう違うの?」

「俺たちはむしろ、夢を与えているんだ」

「おいおい、レッド、こいつちょっとうんこ食い足りないんじゃない?悔い足りないんじゃない?」

「おまえたちは、、、どうしてマスコミが生まれたかわかるか?」

「金儲けのことばっか考えてるやつが思いついたんだろ」

「そう、、、需要があるからだよ

人々は皆知りたがったんだ

あの憧れの人の私生活はどんななのか?

その需要が憧れに息苦しさをあたえ

あこがれられる人々もまた、幸せにはなれなくなった」

「そう、それでこの世界に夢はなくなった」

「あぁ、だがあらたな夢がそこでうまれたんだ

あのいっぱいお金を持っていそうな人たちだって

マスコミにおいかけられて

決して幸せじゃあないんだ

そう思うことで、人々はうんこでの生活を耐えることができるんだよ

ほんの一握りの人だけがうんこにまみれず

しあわせに暮らしていたとしたら

うんこのなかで暮らす人は、とても生きていけないだろう
でも、誰もがうんこにまみれていれば

どんなに人がうらやむような仕事についている人も

結局はうんこまみれだって知れば

人間はうんこのなかでも生きていけるんだ

それが、うんこのなかで暮らすうちに

人間が自然に身につけた知恵なんだよ」


トイレワールド

2009年、人類は前代未聞の夢不足により

絶滅の危機にひんしていた

どんなに大きな成功をしたとしても

マスコミによって私生活を暴かれ

決して幸せにはなれないんだ

そんな物語が世界を覆い

人々はただただ日々をなんとかやり過ごす時代

夢を失った人間はもはやうんこ製造機にすぎなかった


目標もなく、働くことに意欲をもてなくなった人々は

ただただ自堕落に過ごし

世界中の資源を食いつくしてはうんこに変えていった

世界はウンコにあふれ、街は不衛生きわまりない状況におちいった


「もう、大人たちはダメだ

もうすぐ死ぬからまぁいいや、とばかりに

うんこをひり続けるだけじゃないか

俺たちが、世界を変えるんだよ!」


そして、その日から子供たちの夢を取り戻す戦いが始まった


「へへっ、とれましたぜ、編集長!

あのアイドルはやかのスクープ写真でっせ!」

「おぉ、でかしたぞ、村主!

これで今月の売り上げトップはうちで決まりだな

よーし、今夜は祝杯だ!」


「えー、お仕事なにしている人なんですかぁ?」

「え、まぁ、マスコミだよ」

「えぇ、業界の人ぉ?カッコいい~」


クソまみれの街を歩く。。。

前の世代のやつらが食い散らかした夢の残骸と

とっくに世界が変わってしまったにもかかわらず

昔と同じであることが一番だ、とする思想のなかで

俺たちは息もできない。。。


「でもさぁ、レッド

世界を変えるっていっても、いったいどうやればいいんだ?」

「そうだなぁ。。。。そうだ、まずは夢を殺した奴等を

殺す、っていうのはどうだ?」

「おぉ、いいなぁ、それ

でも、具体的にはどうするんだ?」


「マスコミを、一人ずつコエダメのなかに沈めるんだよ

やつらは世界の希望を金にかえて、うんこに変えたやつらの

体内いっぱいに、元希望だったうんこを注入してやるんだよ!

希望-金=うんこ、という図式で

やつらの腹をこやしてやるのさ!」

合コンwithビューティ・モンスター

前回までのあらすじ

四連休になにも予定がなく過ごすのは負け犬だ!という強迫観念にかられたハラキリは、必死で四連休の予定を埋める旅にでる。
そして、いっちょ四連休にでかい花火を打ち上げてやろう!とインターナショナル合コンを企画したハラキリ。
がんばって居酒屋をセッティングし、ただお呼ばれして来るだけのくせにあんま乗り気じゃない男子たちを集め、いざ当日・・・。
そこにあらわれたのは、美の怪物・ビューティモンスターだった・・・


で、まぁ、やっぱ相手は外人だからかな、

僕らがテレビを見て覚えた合コンの鉄則なんていうのは

まったく通用しないわけですよ


まず、合コンの大原則である

「女の子は自分よりかわいい娘を絶対連れてこない」

という法則を軽くやぶって

モデルみたいな娘を一人ね、バチコーンっ!て放り込んできたわけですよ!

火花が出るような美人をですよ、登場するときにドギューーンっ!て音がしたもんね


それだけ聞けば、なんかラッキーみたいに聞こえるかもしれんけど

いや、あれはあかんで、ホント


日本人ならまだしもね、白人さんであんまきれいだと、なんか神々しい感じになるやないですか

実写版ファイナルファンタジーですからね、ホントに。

DNAに刻まれた人種的劣等感もあいまって、もう、もじもじするだけで精いっぱい。

ていうか、なに?なんであんなのが巷を普通に歩いてますのん?

ハリウッド行けばええやん、おれやったらそうするで、て思った


他の人も皆かわいい娘ばっかで、本来であればそれでよっしゃ、よっしゃ、となるはずやったのに

異次元の美しさを持つ魔物がそこに一人入り込んでしもうたばっかりに

場の磁場がゆがんでしまい、合コン会場がフレミング左手の法則だった


またね、この美人がおっしゃれな靴をはきよるんですわ、これがまた!

ええ!?美人なだけでは飽き足らず、おしゃれまでそこに放り込むのっ!

手加減なしやん!美の相乗効果で世界はきみのもんやん!!

しかも、日本語がぺらっぺらなんですよね、なにその美しいだけでは飽き足らない態度っ!

陸海空すべてを制しようとするつわものを前に、

風呂なしアパートに住む男がいったいどんな顔をすればいいのか、っていう話ですよ!


圧倒的な美の前に、僕のこの日のために茶髪にした髪がしなっ、てなるのをありありと感じた・・・

それはあまりに強大なもので

田舎に帰って満点の夜空を前にした人間が

「あぁ、自分の悩みなんてちっぽけなものなんだな、明日からがんばろう」

と思ってしまうのと同じくらい、自分の小ささをありありと感じた


美しさに打ちのめされながら、僕は思ったんだ・・・

いったい、何ヘクタールの自信があったら、この人をゲットしよう!なんて大それたことを思えるのだろうか?

いつかは僕も、アメリカのとうもろこし畑のような広大な自信の真ん中で

自信の地平から昇り来る太陽に、目を細めることができるのだろうか・・・


そんなことを思っていたら、

「あ、おれ、連絡先きいたよ」

と俺の友達がのたまった。


すっ、すげぇ・・・なんなんだろう、この人の自信はいったいどこから来るんだろうか・・・

いったいいつきいたのかな?やっぱ俺が、

広すぎる二次会のカラオケ会場で

「じゃあ、男子はこっちで、女子はこっちね、ちょっと、もう移動してよー、ちょっと男子ぃ、言うこときいてよぉ」

と掃除の時間のときの副委員長みたいになってテーブルを移動したりしている間にですかっ!

カッコ悪っ!


結局、皆かわいかったのに誰一人として連絡先を聞けず

そのわりには死ぬほど疲れて帰る帰り道

俺の負け犬さ具合は四連休を何もせずに過ごした人の比じゃなかった

合コンに来た女の子がきれいすぎた、と日記を更新している俺は

負け犬業界、期待の新星と言ってもなんら差し支えないだろう、と思った

二十世紀が生んだ最後の負け犬、全米が泣いた!!


その日、一人で帰る夜道の都会の空には星もなくて、たいして美しくもなく

美にうちのめされ、自分の小ささを見つめる僕にやさしかった


で、夜の三時まで千原兄弟のコントを見て、笑って一日が終われたからまぁいいか、と思って

次の日、杉並区アニメミュージアムでパラパラ漫画を描いているときの

俺の心の落ち着きようったらなかったね!

昨日のちっちゃな僕がうそのように、そこではのびのびと絵を描いていて

あぁ、俺は、こっちなんだな、って思ったドン!


どんなに青春ぶってデート週間とか合コンとかやってみても

全然うまくいかなくて

でも、そういうのが逆に青春だよ、って

秋風が僕にささやく九月です。


本を読んで過ごします、一人でいると安心だよ☆

ねわざのけんきゅう

きょうわ、おとうさんとかくとうぎのしあいをみてきました

そして、いえにかえって、おとうさんとかくとうぎごっこをしているときに

すごいねわざのにげかたをおもいつきました


おとうさんがマウントポジションになったので

ぼくわ、わきのしたをくすぐればいいとおもいました

そしたら、おとうさんがうわぁってなったので

ぼくわ、すぐににげました


ぼくわ、このほうほうで、にほんのきたおかせんしゅや、あおきせんしゅが

がいこくじんのわきのしたをくすぐったらいいとおもいました

そしたらがいこくじんがうわぁってなって

にげれるからだとおもいました


そして、がいこくじんをくすぐりつづけて

ギブアップさせたら、すごいなっておもいました


でも、そしたらおとうさんが、みんなじゅうどうぎをきてくるようになるぞ

といったので

それもそうかな、とおもいました


きたおかせんしゅやあおきせんしゅには

これからもがんばってほしい、とおもいました



部屋を片付ける生き物たち

人としてもっともやっちゃいけないことの一つに

友達の家でセックスするっていうのがあると思うんですよね

友達はみんながみんな、おまえにセックスの場所提供するために

家賃払ったり寝具そろえたりインテリアにこったり

してるわけじゃないんだぜ、おまえはそれ わかってんのか

わかってねぇってねだってそやってまたヤってくのかー


ハラキリさんちで、痴女が童貞を食ったんだ

痴女にとって、童貞というのはブランドみたいなもので

童貞を食った数だけ、痴女は胸にバッジが増えるんだ

だから、痴女は童貞と見れば食うし、食った数を誇る

童貞を食えば食うほど強くなる、痴女はそう信じているらしい


まぁでも、別にね、痴女が童貞を食ってもかまわないわけですよ

それが俺んちで行われた、という事実についても(被告は訴えを否定しているものの、状況証拠すべてがそれを示唆している)

まぁ、ハラキリさんは大きな器で見逃してやろう、としていたわけですよ

いいってこーとよ、おおめにみぃーるよ

ってなもんでね、大人なんでね


したらですよ、その痴女がですよ、俺と会うたびに

「それにしてもハラキリの家は汚かったな~、よくあんなところに住んでいたもんだ」

とかいい放つわけですよ、それはもう関西のお寒い芸人が使う毎度おなじみのギャグのようにね

毎回、毎回、言いやがるわけですが


おまえはそこでセックスしといて

よくそんなことがいえたもんだなぁ!!



てなもんじゃないですか!

その汚い雰囲気でところかまわずセックスしている自らのケダモノさ具合を棚にあげてですよ

セックスをさせていただいた紳士のやさしさをですよ

関西のお寒い芸人のお決まりギャグとして使っているわけですからね!


しかも言うにことかいて、痴女はなんて言ったと思います?


「ハラキリの家には、恥ずかしい毛が落ちていた」


いやいや、それは


きさまらが裸になって

そこらじゅうにまきちらかしたんじゃろーがぁ!!



もうね、ありえないでしょ?

そこでね、ハラキリさんは考えたわけですよ

何がそこまで、彼女を損なってしまったのか・・・

セックスをさせていただいたうえに、その部屋を汚かった、と周知してまわるためには

そこに留保なき心の傷があるはず・・・

なにかが彼女を損ない、その結果、彼女は痴女となった・・・


そのとき、ハラキリさんはハッと気づいたわけです

痴女が子供のころ、カレーを作ってもらった日の話を・・・

普通の家であれば、カレーを作られた日の一日目は普通のカレー、

そして二日目にカツカレー、最後にカレーうどん、という流れをくむところを

痴女は初日にカツカレー、二日目に普通のカレーを食わされていたわけです

俺は尋ねた

「えっ?でも初日から最高のカードを切って、二日目にただのカレーだったら

がっかり感がはんぱなくない?

カツカレーマジックを使ってこそ、カレーの使い回しは成立するものじゃないの?」

と・・・すると、痴女は答えた

「なにを言っているの!二日目のカレーはただのカレーなんかじゃない!

二日目のカレーはね

さらにおいしくなったカレーなのよっ!!」


彼女の両親が彼女に言い聞かせてきた言葉が、ありありと俺の前によみがえった

彼女にとって、カツカレーのカツは、半人前のカレーを補完するためのものであって

それによってテンションがあがる、といったものではなかった・・・

しかし、本来、カツカレーとは最高にテンションがあがるものであり

もし、二日目のカレーこそが本当においしいカレーであるとするなら

そこにこそ、カツはのせられるべきものなのだ

決して、半人前のカレーを補うために、カツカレーは使われるものではない

一日目にカツカレー、そして二日目にプラシーボカレーを食わされ続けたことによって

彼女の心は損なわれ、そして

彼女は痴女になった

セックスは、痴女にとって、カツにすぎないものなのかもしれない・・

多くの人がカツカレーでテンションMAXとなり、そのためにセックスをしているところを

彼女はまだ見ぬ「さらにおいしくなったカレー」を追い求めるために

セックスをしているのかもしれない・・・カツカレーの向こう側を求めて

カツカレーを食べ続けるインド人を僕は思い浮かべた・・・


痴女が童貞を食べたあと、俺の部屋は死ぬほどきれいに片付いていた

多くの人がそうであるように、彼女たちもまた

友達の家でセックスをしたあとは、そこを片付けて帰る生き物だったのだ

それは善意というよりは、犯行の跡を消そうとする犯罪者の心理

しかし、CSIを見まくっている俺は

ブラックライトで照らすことによって、そこに犯行の跡を見ることができることを知っていた


きみの家にやつらが来て、部屋を片付けてかえった日には

注意をしたほうがいい

人間とは、人んちでセックスした後、部屋を片付ける生き物なのだから・・・

theme : 日記
genre : 日記

ビュッフェとバッフェ その2

previously on harakiriroman

おフランス式立食パーティを「バッフェ」と呼ぶハラキリさんに対し

雰囲気だけのおしゃれにこだわるメスブタ二匹は

「それはバッフェじゃなくてビュッフェでしょ、ぷぷっ!

なにバッフェって、馬糞の比較級?」

などと言いたい放題。さらには

「グーグルかなんかで「バッフェ」で検索してみー。

もしかしてビュッフェではありませんか?

てでてくるからよー、ぶっひょっひょっひょ、バッフェて!

おしゃれビュッフェをバッフェと呼ぶのなんて

世界中でハラキリくらいのもんだぜー!!」


しかし、どうもしゃくぜんとしなかったハラキリさん

かえって家でバッフェを検索してみることに・・・


あれ、バッフェ、あるじゃん。バッフェ原宿、みたいな店があるやん。

続いてビュッフェで検索・・・あるね、ビュッフェていう名前の店もある


さらに引き続き検索していくと、驚くべき結果が・・・


どうやらおフランス式立食パーティを「ビュッフェ」とおしゃれぶって呼んでいるのは日本だけで

基本的には、バッフェが国際標準、という事実!!


さっそくこの事実を、あのメスブタどもに報告


「国内的な規模で日夜働く皆様へ

島国根性お疲れ様です。先日は井の中のかわず大海を知らず、さんざんなことを言ってくれましたね(ビュッフェとバッフェ、その1.参照

あれから調べてみたところ、国際標準バッフェをおしゃれぶってビュッフェって言っているのは

この被爆国のあわれな原住民のみだ、ということが判明しました。

まぁ、永遠に国内的規模で活躍する皆さんにおかれましては

バッフェをビュッフェと読み間違えたまま一生を終えても、なんら不都合はないのかもしれませんが

一応、万が一国際的なシチュエーションになった際に、ビュッフェなどと口走り

世界中の人々からホワッツザファック!!と言われないよう

こうして教えている次第であります。

それでは、これからも国内的活躍、期待しています」


と親切に教えてあげたところ

「えー、なにそれ、まだ言ってんの?」

というような返事がほとんどでした。


まったく、ビュッフェどもはこれだからな・・・

表面だけを取り繕い、自らの過ちさえ認めず

おしゃれそうな雰囲気だけを求めて、人生を終える生き物・・・それがビュッフェ


ビュッフェだらけの世界に吐き気がして、違和感にまみれていた俺に

バッフェをくれたのは、ブルーハーツだった

「フランス語で虹」みたいなビュッフェな言葉だらけの空っぽの世界で

簡単だけど真実をつらぬくヒロトのバッフェに、俺は泣いた


青山一丁目、という地名をきいただけでなんかテンションあがるビュッフェをしり目に

俺たちは蒲田で本当の話をしているのさ

お台場でビーチパーティ、などというビュッフェな言葉に騙されて

誰もこない海岸で世界のナベアツと共に待ちぼうけをしたあの夜

もうだめだと思うことは、いままで何度でもあった

ビュッフェどもに冷たくされて、一人ぼっちで泣いた夜

もうだめだと思うことは、いままで何度でもあった

間接照明ってちょービュッフェじゃん、というテレビに騙されて

間接照明で読書して目が悪くなったあの夜

もうだめだと思うことは、いままで何度でもあった

ビュッフェな一皿2000円を頼んで、ちょーちっちゃい料理がでてきて

さらにテーブルチャージが千円で

食べ終わったあと、松屋へ向かったあの夜

もうだめだと思うことは、いままで何度でもあった


ぱっと見がいいだけのビュッフェにやり逃げされたあの娘を

一晩中なぐさめていたあの夜

おいしいところだけ持っていくビュッフェと、ビュッフェのしりぬぐいをし続けるバッフェ


それでも、俺はビュッフェになんかなりたくない

バッフェのままでいい

それが・・・俺だから


いつも、心にバッフェを

theme : 日記
genre : 日記

ハコスケと伊豆 その2

朝起きて、朝ごはんを食べたあと、部屋に戻ると

箱助が突然、うなりだした


普通にしゃべっていたら、いきなりヘッドホンのようなものを耳につっこみ

何語ともつかない言語と、音程というよりは強弱とあらわすほうがふさわしいアクセントをつけて

「うぅうー、うっ!おぉーおおお」

とうなりだしたのだ


最初は歌っているのかな、とも思ったものの

人としゃべっている途中でいきなりヘッドホンを頭につけて

歌いだす人はいない

たぶん、あれは・・・ヘッドホンのように見えるけど

脳に直接電波を送る装置で

その装置の力によって、箱助は今、完全に

きつねにとりつかれているっ!!


さっそく部屋の入り口のドアを開け放つと

伊豆のおしゃれペンション全体に、箱助の獣の声がこだました

そのまま、宿泊客全員に不吉な一日のはじまりを予感させるBGMを提供し続けるハコスケ。

俺は 俺の存在がまったく目に入らなくなったハコスケを置いて、隣の部屋へ移動。

隣の部屋のオナゴどもに、箱助がきつねにとりつかれて、うなりだしたことを説明

女子二人も確かに、その声からただならぬものを感じていた

人々を理屈抜きに不安にさせるうなり声・・・

もしその場に霊感商法の人がきて、「きつねつきにはこの壺がいいのよ!」

と言われたら、誰もがその言い知れない不安感から、購入を検討してしまっていたことだろう・・・


その後、箱助に朝の出来事について、あれはいったいなんだったのか、

歌っていただけなのか、と問いただしたところ


「・・・なんのこと?朝なんかあったっけ?」

「いや、ほら、朝ごはん食べたあとにさ、なんか歌ってたじゃん、うなってたの?」

「え?全然覚えてないんだけど・・・」

という返事が・・・。

きつねにつかれている間の記憶は

箱助に、まったくなかった・・・。


さらに、その歌をきかされた女子の記憶領域にも異変は訪れ

「いやいや、箱助がうなったのは、朝ごはんを食べる前だよ!」

と主張しだした・・・箱助は朝ごはんですよコールで起こされて

直接食堂へやってきたのに、だ。

さらに箱助のうなり声の影響はこの女子に大きく

次にいったペンションでは、すでに四人で旅をして二日目の夕方だというのに

「四人じゃなくて、五人ですよ!宿泊客は五人です!」

と、招かれざる一人を人数に加えてしまう始末・・・。

彼女には、見えたのだろう、五人目の誰かが・・・。


皆さんも、きつねつきにはじゅうぶん気をつけてください



theme : 今日のつぶやき。
genre : 日記

伊豆旅行

箱助とメスブタ二匹をひきつれて、伊豆にいってきました

男女2対2で温泉旅行なんて、子供のころにあこがれていた青春ど真ん中だけど

実際にはメスブタ二匹はどっちも彼氏持ちで

女というよりは男、性別上のくくりは女だけど、というメンツ

まぁ、青春の幻想なんて実際はそんなもんですわ


で、初日のペンションには、それぞれの部屋に

屋根裏部屋があって、階段を使ってそこにいくことができるようになってて

そりゃ男の子だったら、屋根裏部屋って響きだけで

冒険野郎丸出しで、上っちゃうでしょ!

てことでのぼってきました


上は見るからに屋根裏部屋っていう感じで

千原ジュニアもこんな感じのところにひきこもっていたんだろうなぁ・・・

などと余計な御世話の感慨にひたっていたところ

箱助がおもむろに

はしごをはずしだしたのです!


もうね、下にいる箱助のうれしそうな顔が目に浮かぶよう

「ギュゥウウウウイイイイーーンっ!!はっ、はっ、はしごをはずしてやったでやんす!

くっくっくっ、上にのぼった誰かのはしごをはずすなんて

マンガでしか見たことがないプレイ!

こっ、こっ、興奮すルゥウウルルルルルルウルルルルルルルぅ♪

はやく、はやくハラキリおりてこようとしないかな

そして、はしごがないことに困って

オイラに助けを求めるがいいでやんす!クゥックックックゥ!

きっ、きっ、気持ちイイィイイイイイイイイ!!!」

と下で喜んでいる箱助が目にうかぶ



それで、わざわざ箱助の思惑通りにおりてこれなくて困ってあげるのもなんだから

わざとはしごがなくなっていることに気づきさえしないそぶりで

屋根裏部屋でくつろぐハラキリさん

したで箱助が

「はっ、はっ、はやく気付かないかな?

まだかな、まだかな?

はやく気付いて、その困った表情で、オイラのゆがんだ性癖を

オイラのドSさ具合を刺激してほしいでやんす!

待ちきれなぁイィイイイイイ!!!」

とじらされているのが目に浮かぶよう。


こうなると、むしろ主導権は俺の側にあって

はしごをはずして、してやったつもりで待ち構えている箱助に

かたすかしをくらわすこと約10分

10分間も下で所在なくしている箱助は

自らが負けてしまっていることに、果たして気づいたのであろうか・・・



theme : 日記
genre : 日記

ビュッフェとバッフェ

ある日、山猿一匹とメスブタ二匹とお食事をしていたときのこと


ハラキリ先生「そういえばさー、こないだレイクタウンで行ったバッフェがすごくよかったからさー

今度、皆で行こうよ」

メスブタ一号「え?バッフェってなに?」

ハラキリ「え?知らないの?

日本的な意味でいうと、食べ放題をおしゃれぶったところ、っていう意味だよ」

メスブタ二号「ははは、なにいってんの?

それはバッフェじゃなくてビュッフェでしょ?

この「ビュッ」ていうときの口のとがらせ具合に、おしゃれがにじみでているのよ!

なにバッフェって?馬糞(バフン)の比較級?」


(バフンーバッフェーバッフェスト)


メスブタ二号「ぶっひょひょひょひょ!なになに、バッフェって?

ビュッフェでしょー、おフランスから直輸入した言葉なんだもん、ビュッフェ

あぁ・・・その響きだけで、凱旋門に舞い散るバラの花びらが目に浮かぶようだわ・・・

まぁ、ハラキリのような野武士には一生わからないでしょうね

このビュッフェのきらびやかな世界は・・・」


山猿一号(バッフェもビュッフェもいったことがないけれど、とりあえず皆が言っているので

ビュッフェが正しいと思って)「おビュッフェ様をバッフェなどと呼ぶ不届き者はどこじゃー!

出会えー出会え~。

まったく、そんな不謹慎な呼び名は、俺のようなおしゃれ警察が取り締まっちゃうよ、ホント?

それともあれなの?もしかして

宮崎ではビュッフェをバッフェっていうのかな~?(と自分は山梨に住んでいることを棚にあげて)」


ハラキリ「え?うそ、バッフェって言わない?

あれ~、おかしいなぁ・・・あ、そっか、たぶんね、英語ではバッフェっていうんだよ

俺、外人とばっか遊んでっから、ついでちゃうんだよねー、英語のくせが」


メスブタ一号「言わねーよ!!

英語どころか、この世界でビュッフェをバッフェと呼ぶのはおまえだけなんだよ、ハラキリ!

その孤独さは、剣の道を極めんとする宮本武蔵と同じかそれ以上!

この世界において、ビュッフェをバッフェと呼ぶような愚か者は

うぬだけなのじゃ、ハラキリ馬糞!!」


山猿一号「そうそう、なんだったらさ、グーグルかなんかで

バッフェっていれて検索してみ?


もしかしてビュッフェではありませんか?


てでてくっからよー、ひゃっはー!!」


世界でおフランス式おしゃれレストランをバッフェと呼ぶのは自分ひとりだと

孤独を気づかされた山梨の夜だった・・・・

theme : 日記
genre : 日記

カムジャタン

先日、ガイジンひきつれて海にいった帰りにサービスエリアに立ち寄ったところ

そこのサービスエリアでは馬刺しを提供していたんですね

サービスエリアなんてのは、缶詰のカレーとかラーメンをあきらめて食べる場所

というふうに把握していたハラキリさんは

サービスエリアで馬刺しが食べれるなんて!ということで

喜びいさんで馬刺しを注文したんですが


外国人にとって馬はペットであり、すごくかわいい生き物なので

食べるなんてありえない!ということで

お食事中の俺に現在進行形で非難ごうごうだったんですよね

せっかくの馬刺しがぜんぜんおいしくない!

ていうか、なに、その動物差別!?

人種差別にはすごくうるさいくせに

動物は差別しまくりやん!

馬はかわいくて利口だから食っちゃだめって

牛や豚はかわいくなくてバカだから食ってええっていうんかい!えぇ!

ジャパーニーズスゥシィはいろんな魚の種類があっておいしいけど

くじらはかわいそうだからだめ、ってなんやねん!


そう思いながら精神的においしくなくなった馬刺しを食べ

多勢に無勢なうえに向こうの国の言葉で討論するため

まったく話にならず気まずい感じで終わった

その二週間後



韓国人の友達に韓国料理「ガンジャタン」を食べにつれていってもらいました

ガンジャタンて!違法なにおいがぷんぷんするネーミングっ!

そう思っていってみたところ

地獄のような赤い色のスープに、ごっつい骨がごろごろ入っている鍋がでてきました

うわぁ・・・なんだろ、この骨

こんなごっつい骨を見たのは、ひさしぶりやな~


そう思いながら、その韓国人の子に

「これはなんの骨なの?」

ときいたところ



いやいやいやいや、それはあかん!

それはあかんて!!

いっ、犬はちょっと・・・え、えぇ~?

でも韓国では犬を食べるというのはきいたことがあるし

むしろここで食べれないなどというほうが失礼・・・

韓国料理屋さんに来るということは、相手の国の文化を尊重し、楽しむということで・・


いや、しかし、犬は・・・犬はあかんでー

犬を食った人間として、ずっとなにかをひきずっていくことになりますやん!

砂漠で食べ物がないとかならまだしも、この飽食の土地で

あえて犬を選んで食べた俺の罪はでかいって!

俺の脳裏に、馬はあかん、馬はあかんて!て言いよる外国人どもの顔が浮かんだ


そして、死ぬほど追いつめられた表情で

そのごっつい骨をおそるおそる取り皿にとる俺の目に

お店のカムジャタンのポスターが目にとびこんできた

「豚の骨を赤いスープにいれた鍋を・・・」


韓国の一流の冗談に

きもをつぶされた夜でした


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