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セックス原理主義とアメリカ

セックス原理主義:この世界には生きるに値するものなどなにもなく

唯一セックスだけが生きることの苦しみ、そして悲しみから救ってくれるかもしれない可能性が

少しはあるものだ、というセックス至上主義のこと



2010年、9月11日

セックス原理主義者たちの無差別エロによって

文明社会はめちゃくちゃにされてしまった

友人の彼女だろうが、結婚していようが、とりあえずやれるならやっとけ!

その結果、たとえ社会的に死ぬことになったとしても、

セックスができさえすればそれでかまわない

そんな彼らの自爆エロにまきこまれて

多くの女性たちが涙を流した


「我々は、決してエロには屈しない!!」

その惨状を見かねた世界の警察アメリカは、エロと徹底的に戦う宣言をだした

限りなき正義とともにエロリストたちが生息していると思われる地域の

男根を次から次へと狩っていった

そのなかにはまったくエロリストたちとは無関係の一般人も多く含まれていたが

アメリカは誤爆もエロリストを倒すためならしかたがない、という姿勢をつらぬき

次から次に男根を狩っていった

「エロリストの多くは一般人に化けて女性を襲っている

もはや、我々の眼に、その男がエロリストなのか、純粋に愛の結果

彼女との夜を迎えようとしているのかを見分けるすべはない。

なので、エロリストとつながりがあると思われる男根はすべて排除するほかないのだ!」


しかし、次第に世界の世論はアメリカから離れて行った

アメリカこそが正しいという価値観、および愛のあるセックスこそが最高のことなのだ、という美談に

疲れ切った先進諸国の男性たちは、エロリストたちの自らの文化を守るためなら

社会的な死もいとわない、という姿勢に共感を覚えた

女性のプログラムにもとずいた、一つの種を永遠に守り続けるという物語こそが正しいという世界において

性の悦びとは遠いものとなってしまった形而上的な、宗教的なセックスを受け入れざるを得なくなり、

不能となって、夜の生活をあきらめた多くの男性にとって

世界の中心で愛を叫び続けていた貿易センタービルが

ハイジャックされた旅客機によって破壊されるさまは

何かを許されたような開放感があった


「文明を知らない野蛮人たちに、私たちは文明を与えてあげようとしているのだ」

そういってコンドームを無理やりかぶせようとするアメリカに

世界はほかの文明への敬意を持たない国だ、という見識しか持たなかった

おおいなる文明をいただき、コンドームをかぶせられた結果

外人さまこそがこの国でもっとも偉い生き物なのだ、という見識を持つようになった多くの日本人は

第二の日本が世界に誕生しようとしていることになんの関心もなく

ニコニコ動画を見ては、キャベツばかりをかじってた


虫も殺せぬ進化をとげた我々の身体を、無差別テロが一瞬でふっとばしていく

女性的な物語がなくては交尾もできぬ進化をとげた我々の隣で

無差別エロが一瞬であの娘をふっとばしていく


社会的な死も、女性の被害者ヅラも、アメリカさまのお言葉もまったく気にせず

セックスだけに集中していく彼らの生きざまを

我々は「野蛮だ」と裁けるのであろうか・・・


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