「きみのような優秀な人間が
まさかそのような研究をしているなんてなぁ・・・びっくりしたよ」
「そんな研究?僕のオナホール研究を
君は馬鹿にしてるのかい?」
学生時代の友とひさしぶりに会うと、必ずこんなケンカになる
確かに僕はあの大学でも成績はトップだったし
期待もされていた
しかし、だ
僕は僕のオナホールの研究こそ
世界を変えるすばらしいものだと思っている
僕がオナホールと出会ったのは
一時間1000円で五本までAVがみれるという
ビデオ鑑賞部屋でのことだった
女性器を模したその道具は
ほぼ完全に女性器の感触を再現する!と
キャッチコピーには書いてあった
僕は、そこまでうまくだまされはしなかったけども
女性がいなくても、女性の感触を味わえる
という発想に 僕は完全にノックアウトされた
愛されていなくても 女性とうまく話せない僕でも
女性器の感触を味わえる
視覚で 美しい女性とのセックスを楽しみ
聴覚で 僕では一生手に入れられないような女性のあえぎ声を聴き
そして 触覚さえ 僕はたったの千円で手に入れられるのだ!
僕が初めて使ったオナホールは
期待の大きさと反比例し
そこまで気持ちよくはなかったけども
しかし、そのオナホールという発想は
永遠に僕を虜にし続けた
人類が宇宙へいける今の時代
本気になれば、女性器より気持ちがいい性器を
人口的に作ることなど、たやすいことなんじゃないか?
僕のなかに 彼らの叫び声がこだまする
ノーモアセックス、ワンモアオナニー!!
セックスは本質的に悲しいものだということを
僕は20代の前半にして すでにじゅうぶんすぎるほど悟っていた
女性は セックスさせてあげているのだから
という姿勢で 僕の人生に割り込んでくる
セックスをさせていただいている僕は
セックスをさせていただくかわりに 何かを女性に提供し続けなくてはならない
もうとっくに、セックスに対する興味を失ってしまっていたとしても、だ
それでも、僕は
セックスをさせていただいている立場として
女性に感謝をし続けなくてはならない
しかし、どうだろう?
この世界に、女性器より気持ちのいい性器があって
それがお金で買えるとしたら?
人々はセックスの悲しみから 解放されるんじゃないだろうか?
僕は、僕の人生の全てをかけて
オナホールを開発することを誓った
神の造型をこえる快楽を
僕がこの手で作りあげるんだ
そして、女性よりも快楽を与えるモノが世界にあらわれた
そのとき
男は、本当に女性を愛せるのかもしれない・・・
女性が唱える「身体だけではない、愛」
そう、僕の研究は
女性のためにもすばらしいんだ
愛と快楽の区別をつけるため
僕は、神を越える
僕の女性器が、女性をこえるんだ
ここをォオオオオ、クリックスルゥウウウウ!!人気blogランキング