「いいな、武本、今回の取引の重要さ、わかっているよな」
「はい、もちろんです、課長」
「山本社長のギャグは、わかっているよな?」
「はい、
肉棒ですよね」
「そうだ、
社長は肉棒以外のギャグには一切関心をお持ちでらっしゃらない。
そして、
笑いのあわない人間とは一緒にやっていけんと常々公言しておられる。
で、
どんな
肉棒ネタをもってきたんだ?」
「いや、おでこからこう、ツノのように肉棒がはえてくるっていう・・」
「あぁ、だめだめ、
そんなの。
そんなのとっくの昔に使い古されてるって。
もっと、こう、斬新なアイデアはないのかね?」
「斬新、ですか?たとえば、どのような?」
「うーん、そうだなぁ・・・
アメリカ産肉棒、全面輸入禁止ってのはどうだ?」
「あぁ、いいですね!
じゃあ、
肉棒神社への首相参拝に、
中国で批判の声高まる!」
「
ウィニーによる肉棒情報流出!!」
「そ、そりゃ大変だ!
いいですよ、課長、
それ、いけるんじゃないですか?
おもしろいですもん、それ」
「まぁ、しかしあれだね、ここでネタを考えていっても
いざ本人前にしたらね、いきなり・・なんだ、その、まぁ・・肉から棒に
肉棒肉棒言い出すわけにもいかないだろうしね」
「あっ、やぶから棒にかけた!あたらしいですよ、それ、課長!」
「そっ、そうか?
棒が肉けりゃ袈裟まで肉い、ってなぁ、はっはははー」
「ねぇ、きいたぁ?
山本課長と武本、二人っきりで
「肉棒、肉棒」って言ってよろこんでるらしいわよ」
「うわっ、キモっ!近寄りたくないわね~」
「なんかすごいの、下ネタなうえにダジャレでさぁ」
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