ハラキリロマン（笑）

ちんちん　切り落としても切り落としても

またはえてくるので　病院にいった



「あぁ、まぁ世間的にはあまり知られてないんですけども

ちんちんっていうのは　かにの手と同じで

切っても切ってもはえてくるもんなんです

しかも、一度切ると　ちんちんは

さらに丈夫になってはえてくるんですよ

まぁ、折れた骨がくっつくときに

より頑丈になる　みたいなもんですかね～

だからアメリカのほうじゃ、わざとちんちんを切り落として

おっきくするらしいですよ

ガイジンのちんこがでかいのは、だからなんですよ」


「えぇっ！？

じゃあ僕はいったい　どうしたらいいんですか、先生！

あんなに痛い思いをして切り落としたっていうのに・・・朝起きたらまたはえてるだなんて・・・

まるでヒゲをそるように　毎日切り落とせっていうんですか！

僕は・・・せっかく崇高な存在になれると思ったのに・・

先生！いったいどうしたら・・・僕はいったいどうしたら　このいまわしい　

種をばらまく　っていうプログラムから

のがれることができるんですか？」


なにも答えてくれない先生・・・

そこには　途方にくれたような笑顔を浮かべる、医者の服をきた

一人の男がいた

僕も・・・わかるよ　きみの悲しみは

僕だって・・・ちんちんだからね


白衣のちんちんが、僕に、確かにそういっていた



病院からの帰り道

より大きくなったちんちんを見つめながら

僕は大きなため息をつく・・・


にくらしい・・・このちんちんめっ！

世間的には　女性的な人の愛し方しか正しくないのに・・・

そんな時代に　なんとかそって生きていこうとする僕を

あざわらうかのように　ちんちんはよみがえってくる

僕は　正しく人を愛せないのか・・・このままずっと

肉欲にまみれた一生を送るしか・・・


そのとき　僕の脳に

ちんちん神からのおおいなる声が響いた


「わしこそが　ちんちんゴッドじゃちんぽ

いいか？女性が女性の本能として

すぐれた種を一つだけ　ずっと愛しつづけるちん

それはあたりまえのことなんじゃぽ

だが　たくさんの種をばらまく本能のオスが

それを我慢して　我慢して

まったくばらまかずに

一つのメスだけを愛する・・・そこにこそ

感動があるんちんぽ

本能にさからってこそ

本当の愛なんじゃ」


神は言った・・・僕らの我慢こそが

自然に美しい愛である女性の愛よりも

さらに美しい愛をうむのだ、と



そして　僕は　ちんちんを切り落とすのをやめた

僕は・・・こいつとともに生きていくんだ


僕は、僕のちんちんをむんずとつかむと

あたたかいふとんのなかにもぐりこんだ

ちんちんをにぎっていると、なんでこんなに安心するんだろう・・・


眠りは、ほどなくやってきた

僕は、ちんちんのような優しさの闇のなかに、落ちていった



そして

次の日

僕のちんちんは二本になっていた・・・

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genre : 日記