「最近さぁ すげー不思議っつーか
納得のいかないことがあってさぁ」
「おぉ、なによ?」
「なんでさ、なんで俺は
ロックスターじゃないのかな?ほら、ロックスターとロクデナシは紙一重だけどさ
俺は 紙一重で
どっちかっつーと
ロックスターよりの人間じゃん?
武道館とか
満杯にしてぇじゃん」
「あぁ・・でも
なんか・・わかるよ その気持ち」
「だぁろ?
かわいそうだと思うわけ・・なんつーか
子供達がさ,次の世代を生きる彼らがさ
俺がロックスターじゃない未来を
生きていくわけでしょ?
俺の歌もなくさ、俺の言葉もなくって
これからどんどん悪化していく時代を生き抜いていけるのかな、って
そう思うと、かわいそうなんだよね。
俺の放つグッドヴァイブスがない時代を生きるんだぜ
俺がロックスターじゃないばっかりに
あいつら、人とか殺しちゃうと思うなぁ。。。
本当はそんなことしたいわけじゃなかったんだよな、あいつらだってさ
ただ目指すべきもののない時代にうまれてさ
ロックの幻想も週刊誌につぶされて
道を見失っただけなんだよ
俺の歌がないばっかりに、さ。。。
すまない、って思うよ
ホント、俺、ロックスターじゃなくってごめん、ってさ」
「あぁ・・なんか わかる
俺もなんでロックスターじゃないんだろ?って思うことが実はよくあってさ」
「
おまえなんかがロックスターなわけねぇだろ!!
ロックをナメんな!!ほんっとによぉ・・・ぶっとばすぞ こらあ」
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